はじめに 重要
ゲームの動作に関して質問があればぜひコメントしてください
PANCOの備忘録(@panco_notebook)さん / X (twitter.com)
・エロゲ関連の重要記事
古いエロゲをやりたい・または動かないとき↓ (2023/10/20更新)
エロゲの動作確認がしたいとき↓(2023/10/21更新)
オーディオアンプの電源平滑用コンデンサを検討する
最近、親から譲りうけた40年前の故障アンプ(Aiwa MX-9)を修理した。その中で電源平滑用コンデンサに関する知見を獲得したので忘れないように備忘録を残しておく。
電源平滑用コンデンサとは
アンプに使用されるのは直流電源だが、100vコンセントから取り出されるのは交流である。よって、古いアンプでは基本的に
トランス(交流を任意の電圧に降圧)→ダイオードブリッジ(全波整流)
この回路によって直流を得る。出力される波形は交流のsine波のマイナス成分を上下反転させたものであるが、このままでは振幅が大きく定電圧を要求される用途としては不適格である。そこで後段にコンデンサを接続し、波形のへこみ区間をコンデンサが電荷を放出し補うことで電圧の変動を小さくする。
参考:FH Channel様↓
つまり、電源平滑用コンデンサの容量を大きくすればするほど、出力される波形はより平滑される(リプル電圧は低くなる)。
FH Channel様の動画のグラフより、大体10000μFあたりが最もコスパの良い容量であることが分かったが、では何も考えずに容量の大きいものに交換してもよいのだろうか。
答えはNOである。
コンデンサの突入電流・ブリッジダイオードの耐突入(サージ)電流
コンデンサは、放電状態から充電する時に当然電流を必要とする(充電完了まで実質ショート状態としてふるまう)。このとき電流を制限する要素が無い場合、コンデンサの前段にある素子に瞬間的に大電流が流れ、コンデンサの容量が大きくなれば突入電流も大きくなる。
→トランスの電圧、巻き線抵抗で上限何A流れるかを計算可能。
±27v、0.4Ωと仮定すると、オームの法則より27 * √2(実効値) / 0.4(Ω) = 約95A。
大体100000μF⇧で電流は飽和し、10000μFだと最大値の60%・6800μFで35%ほど流れる。(10000μF→57A、6800μF→33A)
突入電流対策には抵抗追加、突入電流保護のためのサーミスタ・リレーがある。
実例を挙げて考えていく。

回路を見ると、±13vは1B4B41(ダイオードブリッジ)・470μf、±38.5vはDBA40・6800μfのコンデンサ(0.064Ωx2)が使用されている。素子は並列に接続されているが実際には1B4B41の前段に合計4.4Ωの抵抗が挿入されている。
合成抵抗R= 4.4*0.128 / 4.4+0.128 = 約0.124Ω
分流の法則より
DBA40 :(0.124/0.128) * 95 = 92(A) (10000μF→55A、6800μF→32A)
1B4B41:(0.124/4.4) * 95 = 2.7(A)
つまり、この回路では6700μF×2のコンデンサの充電が終わるまで大半の電流がDBA40にかかるということになるか。
そこから1B4B41に電流が流れ始めるので
かかる最大の電流は 27*√2(V) / 4.4+0.4(Ω) = 7.9 (A) (10000μF→4.8A、6800μF→2.8A)
ここで、各ダイオードブリッジのデータシートを参照する。


1B4B41は前段に抵抗が入っていることでそこそこ大きなコンデンサを積めそう。
→基盤のサイズの問題で2000μFくらいが限界。
安全係数は2倍以上用意しておきたいので、DBA40は微妙か...
→前段に突入電流保護のリレーが入っているので一応いけるかもしれない。
実際にはMX-90の修理を行った際、コンデンサの容量は全くいじっていないが、次回「Lo-D HA-50M」の修理を行うときは容量も改善していこうと思う。
「アニメータースキル検定」が「検定(資格)」である意義は?
あえて「検定(資格)」方式を採用する意味はあったのか?
昨今アニメ界隈を賑わせている「アニメータースキル検定」ですが、必要最低限の能力を持ったアニメーターの育成のために、「検定」方式を採った意義を自分なりに考察していきたいと思います。
まず初めに、新人を最低限使える状態に育成するのは企業側の義務です。ただ、「アニメータースキル検定」は、ブラック企業が金を出し渋って現場に負担転嫁するのを辞めないから、梃でも動かない企業は一旦置いておいて、とりあえず労働者内で現状を改善できないかを思案した新たな試みであることも理解しています。
その上で、何故新人育成のための「教室」でもなく、何故「検定」方式を採ったのか。業界のスキルレベルを上げるために、安い「教科書販売」のみでなくわざわざ敷居の高い「検定」をくっつけたのか。
専門学校などで採用されることになれば無限にいる生徒達が「資格を買う=搾取される」構造になってしまう故に、所謂「利権」だと思われてしまうことは仕方のないことだと思いますが、私はそれが利権である故に起こり得る問題はここでは関係ないと思っています。
運転には資金が必要ですし、専門学生は金持ちも多いでしょうから金銭的負担も大したことは無いだろうし、新人育成をまともに行っている企業では「資格」など必要ないので、業界全体で義務化、ともならないでしょう。
というか、仮に”業界全体を良くできた”のならば、改革を行った誰かがそれを上回る利益を得るのは至極当然だと思います。
そこで疑問なのは、「最低限のスキルを習得した人材の不足 => 費用1万の検定を用意したらスキルを習得した人材が増える」という式が成立するのか?ということです。
仮にスキルを習得した人材の余剰などないのならば、次に行うべきはスキル不足の下層の人材に「資格を買わせる」のではなくて、最低限の教育を「金をはたいて」行い、使える人材を増やすことだと思うのです。
下層の人材とは「金なし、やるきなし、時間なし」の三重苦のどれか一つは持っている故にスキルが向上しないのですから、そんな方々に「金、やるき、時間」のすべてを要求する「検定」で本当に人材は増えてくれるのかは疑問符が残ります。
…「教科書」だけじゃダメだったのでしょうか?(しかしそれだけでは人材需要を満たせなかったのだろうと思います)
ここからは具体性を少し高めて考察します。
推測される現状1.「”能力のある人材”の絶対数が不足している」パターン
*”能力のある人材”とは、上級者であるということではなくて、仕事を最低限こなすための知識を持った人材
この場合、前述したように人材育成のハードルを下げ、下層でくすぶっている方々のスキル向上を手助けする必要があります。が、低賃金労働者の積極性に期待するのは無理があります。
もしこの推測が正しければ、あえて「検定」という高いハードルを設ける理由は余りないし、ボランティアで、赤字運営をなさっているのであれば猶更徒労に終わってしまうのだろうと思います。誰も得しないし、なんならボランティア側だけが損害を受けています。
ただ悪いコトばかりではなくて、Xなどに仕事を投げる時にガチャを行っているせいでヤバイ人が紛れ込んでしまうのだと思いますが、その最低保証をするという意味で「検定」を行うのはいい案だと思います。ただし受ける側のインセンティブが現状ないことは問題です。
(上手くなれるし、仕事も増えるからそれがインセンティブだよね!というのは能力があるから確信できることで、”保証”もないものに教科書以上の金は払え(いたく)ないでしょ)
推測される現状2.「業界の必要人数より実は"能力のある人材”は十分存在するが、"ない人材”がそのキャパシティを食っている」パターン
=実は「隠れ人材」がいるのに、その枠を”ない人材”が埋めている
この場合「検定」の取得を採用の基準にすることで"ない人材"の足切りをすることが出来ます。彼らをはじけば、その枠を検定を合格した”能力のある人材”が自然と満たしてくれるでしょう。
ー本来試験や過去調査を通して”能力のある人材”の選別に発生する人件費は、当然企業側が負担すべきものです。労働者側の自己犠牲で労働環境を良くしよう、というアイデアは本末転倒な気もします。
ただし、この仮定が正しければ、「検定」である意義は十分あると考えます。
最後に
ひとえに「検定」がダメであるとは言えないという結論に至りました。
ただやっぱり新人研修・育成を会社主導でちゃんと行えばそもそもこんな事にはなってないはずなので、アニメーター同士で喧嘩しあうんじゃなくて会社に文句を言うべきだと思います。
新人育成に金を使わないor使えない会社は、真面目に新人育成やってる会社の寄生虫
メモ
・雇用側の企業が大喜びであるということは、その方法が労働者にとっても有益だとは限らない。特に人件費を削る方向に関しては。
・フリーランスだから新人研修代は自分が負担するのが当然だという主張は、今まさに悪徳アニメ企業が労働者側に突き付けている文言となんら変わらないと思う。悪徳企業の現在進行形での怠慢の責任を、労働者が労働者に押し付けてもどうにもならない。



